なすが食べられるようになりました。

30代共働き庶民のサラリーマンです。趣味(ファッション・読書・映画・旅行・アウトドアなど)と時々仕事についての覚え書き。

いい映画だけど…【映画感想】そこにのみにて光輝く


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これもアマゾンプライムで見ました。きっかけは友達がおすすめしてくれたこと。

見終わった後は、日本映画らしいいい映画だったなと。人間描写がうまくて、人の心の奥ってこうだよねって思わせるような映画でした。ただ、結構テンション下がる映画ですw

 

以下、ネタバレも含めて感想を。

 

愛を捨てた男と男諦めた女が出会い愛を求め合う映画だそうです。

菅田将暉と池脇千鶴と綾野剛の演技初めて見ましたが、三人とも演技がうまいですね。

特に池脇千鶴の役が結構救いようがなくて、認知症で寝たきりの父親の性処理、傷害事件を起こして仮釈放中の弟(菅田将暉)の会社の社長と不倫関係、家族を養うために昼は水産工場そして夜は体を売っているという自分でどうにもできない最悪な状況なんですが…これまた、池脇千鶴の演技がうまくてより、テンションを下げられましたw

 

格差社会が広がっている社会の中で、貧困家庭が増えていき、その貧困が子供の貧困を産むという社会問題。貧困のスパイラルが昨今問題視されているが、その状況に置かれた場合の本当に"どうしよもない感じ"というのが凄くうまく描かれていて、ひしひしと伝わってきた。

貧困を脱出する武器を持つことができず、現状に絡めとらていく八方塞がりな状況。

 

でも、そこで綾野剛が演じる達夫が救いの手をのばしてくれるといったところで映画は終わる。

最後がハッピーエンドで終わるというよりも、これから色々なことがあるかもしれないけど、きっと二人は強く幸せに向かって人生を歩むんだろうなといった感じで終わる。

どんなにひどい状況でも他者との関わりの中に希望があるってところが、観た後のすっきり感かもしれない。

 

ただ、やっぱりこういう貧困を生み出す社会ってどうなのさ、政治家の皆さん!どうにかしなきゃ!って思ってしまうなー。(もちろん自分も含めてですが…)

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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