なすが食べられるようになりました。

30代共働き庶民のサラリーマンです。ファッションや読書や映画や旅行やアウトドアなどについての覚え書き。

街づくりの先進事例ですね。【読書録】街の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト


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著者:猪谷千香

出版社:幻冬舎

 

年始にポチポチと購入した本のうちの一つ。

全く知らないプロジェクトでしたが、官民連携の成功例として、とても面白かったです。

 

 

 

1.オガールプロジェクトってなに?

紫波中央駅前に広がっていた町が所有する空き地を公民連携で開発を「成功」させたプロジェクト。

と簡単に「成功」というけれど、ここには凄く大変な苦労と努力が…。

オガールプロジェクトが行ったのは『Public Private Partnership』というPPPと呼ばれるもの。

PPPとは、『公共サービスの提供や地域経済の再生など何らかの政策目的をもつ事業が実施されるにあたって、官(地方自治体、国、公共機関など)と民(民間企業、NPO、市民など)が目的決定、施設建設・所有、事業運営、資金調達など何らかの役割を分担して行うこと』らしいです。

 

ちなみに『似た手法として、「Private Finance Initiative」、PFIがある。その違いは、PFIが行政が基本的な事業計画を立て、民間事業者は資金やノウハウを提供する方法であるのに対し、PPPは一歩さらに踏み込み、事業の計画段階から民間事業者が参加するなど、より民間の関与が深くなっている。』らしいです。

 

ちなみにどちらも知りませんでしたw 

基本的なイメージとしては、①行政が計画を立てて民間に仕事として委託する。

というところから踏み込んで②行政が基本計画を立てて、民間が資金やノウハウを提供するというPFI(主に市の予算を使うというより、資金調達を民間に任せるということなのでしょう)。

更に踏み込んで③計画段階から入るPPP(実行委員会形式とかがこのあたりにあたるのかな?)に踏み込んだということですね。

 

この辺りは意外とできていないし、いざやってみると相当大変だろうなと。

ある意味、自社の事業に関する計画を立てる上で、全然知らない人達が入ってきて、「あーでもない、こーでもない」と言う。

これは自社側の人は何も知らないのにとイラッとするし、外の人は意見が通らなくてイラッとしそうですよねw

 

そのような対立を解消するために、アメリカだと行政経験のあるエージェントを立てて、民間と交渉しながらすすめていくとのこと。

このあたりは、さすがアメリカは進んでいますよね。

地方創生についても、このような成功している仕組みをもっと取り入れるといいのかもしれません。

 

2.参考になる点

海外の成功事例の仕組みを持ってきたこと。

これは、ビジネスでももちろん言えますが、成功事例をそのまま横展開してもなかなかうまく行かないことも多いも思いますが、成功に至ったエッセンスや仕組みを持ってきている点が成功した要素だと思います。

 

また、それぞれがそれぞれの役割を認識し、全うしたこと。

誰か一人が全てやるわけではなく、各々が各々の役割を認識して、信頼し任せること。

これが素晴らしいということは分かってるんですが、それはそれでなかなか難しいんですよねw

 

最後に、人にお金をかけたこと。

学びのために社員を大学院に行かせるなど、人に投資をすることが、結果として人と人の繋がりをうみ、成功に導かれていったんだと思います。

 

3.まとめ

気にせず読みはじめましたが、初めて知ることが多くてとても勉強になりました。

こんな成功事例がどんどん出れば、日本全体が面白いことになるなーと。

公務員の人はもちろん、市役所や県庁と関わる人、まちづくりに興味がある人には是非一読してもらいたい素晴らしい本でした。