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30代独身庶民のサラリーマンです。ファッションや読書や映画や旅行やアウトドアなどについての覚え書き。

例えのセンスが抜群!【読者録】ミャンマーの柳生一族


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著者:高野秀行

出版社:集英社

 

 

【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

 

 

 

真夏の猛暑の中、色々とプライベートが忙しく、今年の夏は旅行にいけないなぁとぼんやり考えていたところ…ふと思ってしまった…。

 

「あぁ、旅に出たい…」と。

 

思い始めてしまうと人間止まらないもので、テレビを見てても、ご飯を食べてても、通勤のときも、「あー旅に出たい!」と。

 

けれど社会人として、全てを捨てて急に旅に出るわけにはいかない!

けれどパスポートとお金があれば、旅に出れてしまう!

 

まるで目の前にごちそうが出されているのに「待て」と言われている子犬のように葛藤が続き…ついに買ってしまったのがこちらの本!w

 

「ミャンマーの柳生一族」

 

もう、題名からしてそそりますよねw

内容としては、小説家の船戸氏と一緒にミャンマーに行くことになったものの、船戸氏がミャンマー政府から普通のビザが降りずにジャーナリストビザが発給されたことから始まる珍道中。

これがまたハプニングだらけで、とても面白い。

 

さらに、東南アジアの人達特有のゆる〜い感じが伝わってきてどこか懐かしくなる。

 

もちろん、面白いだけでなくミャンマーの歴史を徳川幕府に例えて紹介してくれるのでとても分かりやすいw

この辺りが他の旅本と一味違うところ。

 

また、ミャンマーの人達の人柄をこう伝えている。

『武家社会のミャンマーでは、公の場で個人が自由な発言をする機会などないに等しい。上の命令にしたがって動くだけだ。それが身にしみついているので、日本の会社で「君も何か言ってよ」などと言われるとものすごいプレッシャーを感じてしまうのではないか。』

『鎖国の国に生まれ育ち「外的要素」から隔離されている彼らのほうが、いつでも自由に外国へ旅行に出かけられる日本人や他のアジア人より外国人慣れしていて、しかも気の利いた即興のやり取りがうまい。』

『民族と宗教の多様性、これこそがミャンマー人の国際性を養っているのではないか?』

 

このあたりの、視点と洞察力はさすがだなーと。

でも、日本人はかなりマニュアル通りで自分の意見を言わないほうかと思っていましたが、その上がいるとはびっくりでしたw

 

旅がしたくて、したくてたまらないけど、旅に行けない方は是非読んで見てください!

きっと、より旅に出たくなりますw