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30代共働き庶民のサラリーマンです。ファッションや読書や映画や旅行やアウトドアなどについての覚え書き。

セクハラの問題は根深いですよね…【映画感想】スキャンダル


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飛行機の中で見た映画。

飛行機で見る映画、本当にいいですよねw

 

さて、今回の映画は実話を元にした映画。

3大女優が演じるということで、ちょっと気になっていた作品。

 

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以下、あらすじです(以下、ネタバレあります。まあ、実話を元の映画ですが)。

アメリカで視聴率ナンバーワンを誇るテレビ局FOXニュースの元・人気キャスターのグレッチェン・カールソンが、CEOのロジャー・エイルズを提訴した。人気キャスターによるテレビ界の帝王へのスキャンダラスなニュースに、全世界のメディア界に激震が走った。FOXニュースの看板番組を担当するキャスターのメーガン・ケリーは、自身がその地位に上り詰めるまでの過去を思い返し、平静ではいられなくなっていた。そんな中、メインキャスターの座のチャンスを虎視眈々と狙う若手のケイラに、ロジャーと直接対面するチャンスがめぐってくるが……。

 

FOXニュースで起ったセクハラ(パワハラも?)事件を扱った作品ですね。

メーガン・ケリーをシャーリーズ・セロン、グレッチェン・カールソンをニコール・キッドマン、架空の人物ケイラをマーゴット・ロビーが演じています。

 

まあまあ、面白かったですね~。

恐らく、アメリカでは有名なニュースなのでしょうけど(当然かw)、自分は全く知らなかったです。

そのおかげか、結果どっちなの?したの?してないの?的な感じでドキドキしながら見ることができました(作成者の意図とはきっと違うと思いますがw)。

 

映画のつくりとしては、事件の概要は知っている前提で作らている感じで、テンポも速く結構理解するのが大変でした。

ただ、それでもわかりやすく作ってあり、「FOXニュースって保守系(トランプ側)のニュースチャンネルなんだな~」とか「トランプのセクハラ発言ってこんな感じでとりあげられていたんだな」とか「メーガン・ケリーって人、凄い影響力あるんだな」とかとか知識をつけながらみることができました。

 

 

1.セクハラ問題の根深さ

メーガン・ケリーという人物がとても影響力のある人物でありながら(トランプと個人的に戦えるほどに)、社内のセクハラに対しては何もできなった(何もしなかったとも言えますが)、というところがセクハラの根深いところだなと思わされますね。

また、女性の中にはロジャー・エイルズの応援をしている人たちが男女問わずもいます。

応援している男女ともにロジャー・エイルズのセクハラに何かしら関係があったのかどうかは分かりませんが…。

また、アメリカは従業員が解雇されやすいというところもあり、有名キャスターの彼女たちでさえ、契約の更新の危機があるということ。

ある意味、女性というだけでなく「弱者」であるということも大きいんだと思います。

そうでない限りは、このレベルのセクハラがまかり通るとも思えませんしね…。

 

このあたりは、終身雇用が根付いている日本社会とは異なる社会背景だと思います。

ただし、徐々に終身雇用制度が崩壊しつつある日本社会でも同様のことが起きえないとは言い切れないですよね。

特に、メディアなどの業界など、圧倒的に起用する側の強者と弱者の力関係がはっきりしているところにおいてはセクハラは起きやすいのかもしれませんね。

 

自分が働いている職場では、「出世させてあげるから」なんてセリフでは誰も喜ばないと思いますw(出世しても何もうまみがないことをみんな知っていますからねw)

 

 

2.女性たちの複雑な心理

1.でも書いたのですが、この映画の興味深いところは女性が全員セクハラに対して一致団結して戦うわけではないんです。

女性の敵は女性というか…みんなお互いを警戒しているというか…。

逆に言うと、女性を一致団結させるような「やり方」をしなかったのがロジャー・エイルズの巧妙なところなのかもしれませんが。

ロジャー・エイルズを応援するTシャツを配る人たちもいます。

この人たちはセクハラの被害にあったのかは分かりませんが、「恩」を感じている人もいるのかもしれません。

印象的なのは、エレベーターで3人が揃うところ。

人それぞれ立場や心理がありますからね。

これが、またセクハラ問題を複雑にしているところでもあるのかと思います。

 

 

3.権力を叩けるメディア

この映画のもう一つ面白い点としては、「FOXニュース」という大手メディアを叩ける映画であること。

日本でこれができるのかな~と。

政府や国に対してメディアが戦うのはもちろんのことですが(日本でこれができているのかも疑問ですが)、権力をもった「メディア」に対して同じ既得権益の「メディア」ができるのかということ。

一番影響力のある日本のテレビであってもチャンネルは数えるほどしかありませんしね。

このあたりは、アメリカと日本で大きく違うところでもありますね(日本のテレビに強い主義主張があるかも疑問ですが)。

 

 

4.まとめ

男性側としては「セクハラ」について改めて考えさせらる映画でした。

この映画自体は、女性が主役で描かれており、男性は「かかわりたくない」ぐらいの雰囲気ですよね。

正直、この映画に出てくるモブキャラ男性達の気持ちは十分にわかるんですよね。なぜなら「セクハラ」の定義が不明瞭だし(個人だけで判断するのが難しいからという意味です)、介入することで問題に巻き込まれる可能性がある…。

と、まあこういった「波風立てたくない」という男性の立場も広義な意味で十分加害者であるというところでしょう。

今回、感想として書いてきた「セクハラ」を「パワハラ」に変えれば男性でもわかりやすいのかなとも思いました。

正解は難しいですが、こういったことがなくなる社会に向けて努力していきたいですよね。