なすが食べられるようになりました。

30代共働き庶民のサラリーマンです。育児と趣味(ファッション・読書・映画・旅行・アウトドアなど)と時々仕事についての覚え書き。

まさに男の戦いです。【映画感想】ギャング・オブ・ニューヨーク


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昔観たことあるけど、すっかり忘れていたのでもう一度観てみようと思いNetflixで観た映画。

以下あらすじです。

1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツでは、アメリカ生まれの住人たちの組織“ネイティブズ”とアイルランド移民たちの組織“デッド・ラビッツ”が対立している。幼少のアムステルダムは、神父でデッド・ラビッツのボスである父親を敵のボス、ビリーに殺された。アムステルダムは投獄され、復讐を誓いながら15年の歳月が過ぎる。アムステルダムが帰ってきたファイブ・ポインツは、ネイティブズに仕切られ腐敗していた。デッド・ラビッツは既に壊滅している。それでもアムステルダムは復讐のため素性を隠しビリーの組織に潜り込んだ。やがてジェニーという女に出会い、次第に惹かれていくのだが…。(allcinema ONLINEより引用)

 

いやー、かっこいい。もうディカプリオがかっこいいですね。

昔はタイタニックのイメージで優男感が強かったけど、このあたりから男らしいイメージに変わってきた感じがある。

 

内容としては19世紀前半の南北戦争頃のニューヨークが舞台となっており、ネイティブズ(WASP)とアイルランド系移民との衝突が描かれているんですが、何というか深い映画だなと。

 

昔観たときは単なるギャング映画かなと思ってたけど、今観るととても深いなって。

 

単純なギャング映画ではなくて、ネイティブズとアイルランド系移民との対立だけでなく、そこには南北戦争(白人と黒人)や貧富間の対立と言った色々な構図が描かれている。

そして、どんな角度(自分のバックボーンや知識も含めて)で観るかで受ける感想も違うのでないかと思います。 

 

何よりビル(ダニエル・デイ・ルイス)の存在感が凄い。もちろんアムステルダム(ディカプリオ)含め他の出演者も素晴らしいんだけど、ビルの存在感はそれ以上に凄い。

確かに無法者で、悪いことをしているし、映画の最初でアムステルダムの父親を倒してしまう。

つまり映画のストーリー上は完全なる悪役だ。

ラスボス的な扱い。

でも、映画を見ていくうちにビルのかっこよさに惹きつけられていき、完全には憎めなくなってしまう。(もちろん、やっていることの中には最悪なことも結構ありますよw)

アムステルダムの父親を敵として讃えたり、アムステルダム自身の面倒をみたりと…ビルのかっこよさは自分の中のルール(信念)をもっていて、それをきっちり守っていることなんだろうな。

 

観る人によって「愛国心」なのか「ギャング映画」なのか「親子の絆」なのか等々、感想は大きく変わってくる映画だと思います。

やっぱり名作だなー。