・明日のプランニング〜伝わらな時代の伝わる方法〜
著者:佐藤尚之
出版社:講談社現代新書
仕事上で、ブランド化への手段としてのPRに悩んでいた最中、アマゾン様がオススメしてくれた本。
というか、正確にはオススメされたのが佐藤尚之さんの本だったので即購入。
正直、とても勉強になりました。
『明日の広告』、『明日のコミュニケーション』に続く第三弾。
要約すると、
地球上に砂浜がいまの35倍あって、その中の一粒があなたの伝えたい情報なのである。絶対見てもらえない!見てもらえるわけがない!
インターネットの影響によって、そんな状況に陥っている中で、
砂一時代前の生活者と砂一時代を生きる生活者に分かれる。砂一時代以前は今までのようにマス広告だって効く。砂一時代を生きる生活者には共感とファンベースが必要であり、友人を介すのが最強の伝え方である。
という話。
これは納得というかまさに目から鱗だったなー。
自分の仕事に置き換えれば、砂一時代前の生活者に伝えるのは得意(そのようなツールを組織が多く所持している)であり、逆に砂一時代を生きる生活者に伝えるのは苦手だったなと。
いや、本当に納得。
自分に置き換えても、大事な人とどこかにご飯に行こうって思ったら、食べログで調べるかお店をたくさん知ってる友達に聞く。
特に後者のほうが圧倒的に安心感がある。
ご飯だけじゃなくて、趣味も他のこともそうだよなーと。
SNSについても書かれていたけど、自分は個人的にはSNSをほとんどやってないから、そこから情報を取るのはほとんどないかもしれない。
逆にブログをやるようになってから『検索したい言葉の最後にブログ』とつけるようになったけどw
もちろん、仕事で何かを伝える上で、仕事でSNSはやってるけど、共感得る技術やコミュニケーションをとる技術というところ磨く上でも、プライベートでSNSをやり始めようかなーとも思ったり。
また知識的に、『この商品(またはサービス)を友人・知人に強くすすめますか?』という質問方法は面白いと思ったので、今度アンケートに入れてみようかなとも。
いやー、まだまだ学ぶことは多いなと思わせてくれる本でした。
広告の変遷もわかりやすく書かれていましたしね。
広告代理店やマスコミに限らず、何かを誰かに『伝える』仕事に少しでも携わっている人には本当にオススメの一冊です!!