著者:池上彰
出版社:海滝社
池上彰のよくわからかないまま大人になっちゃったシリーズ第三弾ですね。
もちろん、家にあったのに全然覚えてませんでしたw
まあ、会社生活を割としているので内容については大体把握していました(成長したということですかね)
一番響いたのは、「働くことは自己実現だ。」という池上彰さんの仕事観。
「社会の中で、自分の存在価値を確かめることで生きていくことができるのです。あなたが働くことで、社会の中に、あなたの生きていける場所が見つかります。」
NHKという会社で色々とあったかと思いますが、池上彰さんのように成熟したお方が感じた社会との関わり方なんでしょう。
改めて、そうだよなーと。
仕事を通して自己実現をしていきたいという夢と希望を抱いていた新人時代を思い出しますね。
ただ、同時にそんな理想ばかりも言ってはいられないだろうと思う気持ちも半分w
社会人もそこそこやってますし、転職も経験してますから、いい意味で老獪になったというのか、悪い意味でフレッシュさがなくなったというかですねw
さらには、仕事に対してこんなことも。
「勉強ができて自己実現ができて、しかも給料までもらえる。こんなに恵まれたことがあるでしょうか。そこの会社で一生懸命働くことによって身につけることができた専門性は、どこへ行っても役に立ちます。」
特に後半部分ついては凄く納得です。
何にせよやり続けていれば専門性は身についていきますからね。
あとは社会的に色々なところで培った専門性を活かせる土壌(働き手の流動性)がうまれるとより面白いと思うんですが…。
会社という組織を知ると同時にもう一度仕事に対する姿勢を問い直すいい機会になりました。