いや、別に上司になったわけでもないんですけど、そろそろ年齢的に下の子達の取りまとめ的なことをやらされ始め…。
個人的には結構若い子と上手くコミュニケーションをとってるかなと思っているのですが、改めて同僚のような形で仲良くするのと、仕事で対応するのは違うことだなと思い、なかなか難しいと感じる今日この頃…。
ただ、自分が1年目の時の教えてくれる先輩が鬼のように怖い人だったので(今思い出してもあれはパ●ハラじゃないかなーとしみじみ思いますがw)、後輩には優しく、丁寧にをモットーでやってきたのですが…それがまさか間違いだったとは本書を読んで思い知らされましたw
実際に後輩に実践してみたところかなり効果があったので、メモしておくことに。
1.指示を求められたら「どうしたらいいと思う?」と聞く。
本の中に、
私の場合、指示を求められた時に「どうしたらいいと思います?」と反問するのが常。
これ…全然できてなかったですw
聞かれたら全部答えてました。
いや、当然と言えば当然なんですが、仕事をやってもらう以上指示はしなきゃなと。
ただ、一方で何でもかんでも聞いてくるようになってるなとも。
ただ、このあたりは指示と考えてもらうことのバランスが大切かなと。
加えて、以下のフォローもやっぱり大切ですよね。
・私の考えを折に触れて伝える
・後は自分で考えて行動してもらう
・失敗(=私の考えとズレた処理)があっても「しょーがない」とし、改めて私の考えを伝えて次回から軌道修正してもらう
あとは指示する方も100%的確な指示は、できないと思うことも大切だなと。
自分も上司から指示されて「あいまい」だと思うところもありますしね。その「あいまい」部分を結局は部下が自分で判断しなければならない。
その上で、本書にかかれている通り『その結果を、ビシビシ「違う!」と怒ってしまうか、「そもそも指示があいまいですもん、ちゃんとできるほうがビックリ。やってくれただけでありがたい」と感謝するか。そこが大きな分かれ道になる。』ということなんでしょうね。
2.部下ができたら楽になると思うなかれ
これも大切だなと。
今の職場は仕事量が多い職場なんですが、
結果として、人員が増えたからって仕事がすぐ軽くなるわけじゃないんですよね。
単純作業(マニュアル化できる作業)であれば人手が増えれば、仕事量は分割されますが、そうでない仕事の場合は教えることも多く、一時的には仕事量は増えるなと。
ちなみに、これを読んでて「人が増えてるのに何で仕事量が増えてるんだ!」という自分の怒りはどこかへ消えましたw
3.部下のモチベーションを下げる要素を取り除こう
これは自分の立場で置き換えても、その通りだなと。
モチベーションを下げることって結構働いていてありますしね。
小さいところで言えば、上司の指示が昨日と今日で違ったりとかw
こういう小さなことでやる気を削がれることは往々にしてあると思うので、モチベーションを下げる要因を取り除くのを意識して行きたいと思います。
また、逆にモチベーションをあげるということについては結構難しいと思います。
モチベーションって人によって違うものですし、モチベーションがあがると思い、良かれと思ってやっても押し付けになることがありますしね。
もちろん、給与はどの人に対してもモチベーションの要因としてとても大切なので、給与をあげるというのはいいことだと思います。
しかしながら、どこも簡単に上げたり改正できるものではないと思うのでここをキーにするのは難しいですよね…。
本書であげられているのは、
「できない」を「できる」に変える快感をできる限り促せば、人間はどんどん学びたくなるし、働きたくもなる。
確かに、勉強やスポーツと一緒で「できる」ようになることが楽しくて、やるようになるよなと。
これは納得感がありました。
4.まとめ
色々と勉強になる一冊でした。
読んだ本に対してメモしなければならないことが多いということは、自分がまだまだできていないことなんだなと改めて感じました。
ちなみに自分の中で定着してないことを箇条書きにすると…
- まずこれ分かるかな?と聞く
- 自分がやったほうが早い思考をなおす
- ソクラテスの産婆術を使う
- 最初の一ヶ月は覚えるではなく慣れ
- ラポールを築く
- レッテル貼りとペルソナ
- 面白がる
- 身を預ける信頼、祈りにも似た信頼
- 個人で競争させるよりもチームでの競争が燃える
- 公平な偏愛
とあがるあがる…まだまだ上司になるには早いみたいですねw
上司の人も部下の人も是非読んでもらいたいオススメの本でした。