何かを知りたい、学びたいと思ったときの池上さんの本。
学びたい大人の教科書ですよねw
そして、今回はこちら。
そう、イスラム教について。
前回読んだ池上先生の本に宗教の話があって、興味がわいたので購入することに。
(この前読んだ池上さんの本はこちら↓)
いや~、本当に勉強になりました。
自分が知っているイスラム教の知識はかなり浅く…よくこんな知識でイスラム教国を旅していたなーとw
”イスラム教徒は、天国へ行くために「アッラー」「天使」「経典」「預言者」「来世」「天命」の6つを信じ、「信仰告白」「礼拝」「喜捨」「断食」「巡礼」をし、これをまとめて「六信五行」という”
”スンニ派=血統に関係なく、慣習を守るならいいじゃないかという考えであり、イスラム教徒の85%を占める多数派です。”
”シーア派=アリーこそがムハンマドの血を引く正当な後継者であり、ほかのカリフなんて認められないという考え方であり、イスラム教徒の15%の少数派です。”
いや~、この辺も全く知りませんでした、
自分がバックパックをした国でイスラム教を感じたことはほとんどなかったですね。
そういえば昔、トルコにいった時にたまたま仲良くなったトルコ人一家といたときにイスラム教を感じました。
それも、ちょうどラマダンの時期に行ったせいもあり、若い青年の彼は断食をしていてびっくりしました。
ああ、これがイスラム教か。
そしてイスラム教徒の人は何て信心深いんだろう。
そう思いながら、宿に帰ると、宿のお姉さんが普通に食事をしていて、満面の笑顔で「私はライトなイスラム教なの」と言っていたのを今でも忘れませんw
ちなみに、中東国家及び中東情勢についても記載があり勉強になりました。
イランは「ペルシャ人シーア派」の国家であり、イラクは「アラブ人シーア派」が多い国家らしいです。
イランとイラク、名前は似てるけど全然違う国なんですね。
また、イスラム教というと剣とコーランというイメージがありますが、実際はかなり平和な宗教なんですね。
”イスラム教徒が異教徒に改宗を強制したことはなかったといわれています。税金を納めれば改宗しなくてもよかったのです。”
とあるように、歴史的にみればかなり融通のきく宗教と言えるのかなと思います。
イスラム教というとニュースで原理主義のテロが報道されるため、危険な宗教というイメージがあったのですが、実際に学んでみるとそういう訳ではなかったです。
これは、仏教やキリスト教と同じことが言えると思いますが、何事も教義と人によるのかなと。
今後、インバウンドで多様な人が訪れると思いますが、相手に対しての理解を深めることで、相手を尊重することで様々な人に対して寛容でありたいなと改めて思いました。