久しぶりに新しい漫画を買いました。
そう、それがこちら。
応天の門。
作者は灰原薬氏。
「SP警視庁警備部警護課第四係」のコミカライズをされた方ですね。
ちなみに後で知ったのですが、この漫画は「第20回文化庁メディア芸術部漫画部門新人賞」を受賞しています。
それにしても、最近全然漫画を「読まなく」なったんです。
自分は昔から結構マンガ好きではあると思うのですが、ここ最近は昔から続いている漫画しか買っておらず…新作などはもってのほかでした。
思い起こせば、自分と漫画の関係性は深く、自分が小学校に入学前後ぐらいに父親が買ってきた少年マガジンを見るのがとても楽しみでした(少年ジャンプよりも先に少年マガジンを読んでいたませたガキでしたw)。
その後、古本屋で漫画を買ってきては親に捨てられるの毎日でした。
その後、大学生ではレンタルコミックで最新のものを読み漁り。
その後、社会人になってからはもっぱら電子書籍で読み漁り。
ただ、最近ではもっぱらアニメ(アマゾンプライムとネットフリックス)で見てしまっていました。
漫画のほうが好きではあるのですが、やはりアニメのほうがながら見できるのとお金もかからないのでw
さて、前置きが長くなりましたがそんな中、勝手でも読みたいと思ったのが今回ご紹介する「応天の門」。
1.時代設定がよい!
今回の舞台は平安時代。
藤原家が栄華を極めようとする直前っていうとこですかね。
歴史の授業で一度は習う、月についてうじゃうじゃと歌っている藤原道長の4~5代前といったところでしょうか。
この時代設定がまたいいんですよね。
平安時代って正直歴史の授業ではやるけど全然詳しくないじゃないですか。
強いて言えば、源氏物語「あさきゆめみし」を呼んで貴族の生活を知るぐらい(漫画ばっかりw)!
それが応天の門では色恋だけでなく、政治や市井のことまでえががれている。
何より、コミックスの途中の解説が素晴らしい。
いや、これ平安時代の歴史の勉強に使えちゃうよねってレベル。
2.ストーリーが面白い!
これが面白いんですよ。
政治のドロドロした感じとか、ドロドロした感じとかw
しかも登場人物がいいんですよね。
当代きっての色男「在原業平」と当代きっての秀才「菅原道真」が難事件を解決していく…。
まさに、平安時代のバディものです。
実際、在原業平と菅原道真が仲が良かったかどうかは分かりませんが、いい組合せを思いついたなと。
もちろん、敵は藤原一門。
実際、藤原家が悪で菅原道真が善だったかは分かりませんが…。
それにしても歴史の「結果」を知っているだけに、歴史モノって最後どうなるの?って面白さがない分、「どうやってそこに行くつくの?」というのが大切になると思うんですよ。
その点、この「応天の門」はフリも含めてめちゃくちゃいい!!
本当にとまらなくなりますw
歴史好きの方も、平安時代ファンの方も、和歌や漢詩好きの方も、恋愛ものが好きな方も、在原業平ファンの方も、菅原道真ファンの方も一読してみてくださーい!!