こんにちは。
モンです。
夏が過ぎ去ったなと思いきや、まだまだ残暑が残っていますね~。
さて、そんな中で3連休ずっとで家にいた私を感動させてくれたのがこの映画。
そう、ファーストマン。
以下、あらすじ。
幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する(シネマトゥデイ)
1.ニール・アームストロングの等身大を描く
ファーストマン=ニール・アームストロングとすれば、もちろん描くのはアポロ11号の月面着陸一択でしょう。
何の前情報もなしに見ていたので当然「Theアメリカ」的な映画なのかなと思っていました。
そう、アルマゲドン的なすごいリーダーシップの人が月にアメリカの星条旗を立てるみたいな…。
実際は全然違いました!
ニール・アームストロングという等身大の人間に焦点をあて、さらにその家族、他の飛行士達を描いていくめちゃくちゃ人間クサイ映画でした。
実際、ニール・アームストロングという人は陽気な人というより、黙々と冷静に業務をこなしていくような感じの人だったようで、余り感情を人前で出さない。
実際に事故が起こっても彼の冷静な判断のおかげで無事生還したりもしているんですが。
ただ、これでニール・アームストロングが凄いよね、超人だよねってことでこの映画は終わらないんですよ(もちろん凄いんですがw)。
ある意味、宇宙飛行士って死ぬ可能性が本当に高い職業であって(実際にアポロ計画では事故で亡くなっている方も出ています)、家族は相当プレッシャーだったと思います。
また、ニール・アームストロングの奥さんも対象的に人間味があってとてもいい。
さらに、ニール・アームストロング自身は女の子を病気で亡くしています。
映画でも出てくるようにニール・アームストロングは女の子が亡くなったときに一人で部屋で泣くんです。
でも、次の日には仕事に来ている。
一見、ニール・アームストロングはこのことを受け止めきっているかのように思うのですが、やはり色々なところで娘を思い出しているんです。
自分としては、この娘を亡くしたという事実を宇宙飛行士として辛い訓練を受けていく中で、自分の中で受け止める家族としての成長の物語なのかなと感じました。
いかに偉大な人であっても、焦点をあてれば普通の人と同じように苦悩しているんだということを改めて感じました。
2.ライアン・ゴズリングのかっこよさ
ライアン・ゴズリングがまたカッコいいんですよね。
ドライブの時もそうでしたけど、こうゆう感情を表に出さないけど孤独で寂しさを覚えている男を演じさせると本当にうまいなーと。
ラララランドももちろん良かったですが、こういう役こそ似合うなーと思いました。
周りの同僚が亡くなっていき、世間がどんどん反対をしていく中で、どんどん孤独に仕事に対してストイックになっていくのですが、その演じ方がいいんですよ。
ゴチャゴチャ語る訳ではなく、目と所作で語るというか。
そして、最後のシーン…
やっぱり家族が大切だよねと。
3.まとめ
久しぶりに映画観て感動して泣いてしまいましたw
やっぱりデイミアン・チャゼル監督は凄いですね。
セッション、ララランドと「成功のために何かを犠牲にしていくこと」を描いてきたけど、今回は何か報われたというかラストもめちゃくちゃ良かったです。
映像自体も凄く美しく、是非とも大画面で観てみたかった!!
人間関係や仕事関係でちょっと疲れている時何かにもオススメです♪
一見の価値ありです!