なすが食べられるようになりました。

30代共働き庶民のサラリーマンです。育児と趣味(ファッション・読書・映画・旅行・アウトドアなど)と時々仕事についての覚え書き。

カッコ良すぎな…【映画感想】ジョーカー


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早速観てきました!

話題の映画ジョーカー!


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(映画ジョーカーオフィシャルサイトより引用)

 

元々、この前『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観に行ったときに予告編をやっていてこれは観たいと待ちわびていました♪

DCシリーズは大好きなので、前評判も相まってとても楽しみにしていました。

 

「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描く。「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。これまでジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレット・レトが演じてきたジョーカーを、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが新たに演じ、名優ロバート・デ・ニーロが共演。「ハングオーバー!」シリーズなどコメディ作品で手腕を発揮してきたトッド・フィリップスがメガホンをとった。第79回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、DCコミックスの映画化作品としては史上初めて、最高賞の金獅子賞を受賞した。(映画.com)

 

まず最初に感じたのは、 

「こんなにかっこよく描いちゃダメでしょ!」

これがまず最初の感想でした。

だって、めちゃめちゃカッコよかったからw

 

自分の中でのジョーカーと言えば、ダークナイトシリーズのヒース・レジャー。

正直、ヒース・レジャーの後にジョーカーを演じるのはかなりのプレッシャーだろうし、微妙な演技だったらがっかりするだろうなと不安でした…。

しかし、そんな不安は杞憂に終わりました!

ホアキン・フェニックスの演技が素晴らしい!!

潜在的な狂気といい人のはざまから、段々とジョーカーへと変わっていく様が素晴らしい!!!

 

本来的には、スーパーマンやアイアンマンなどと違って、とても「かっこいい」と思えないキャラなはずなのに、すごくかっこいい。

なんなんでしょうね、狂気の持つカッコよさですかね。

この辺りは、映画タクシードライバーのトラヴィスを彷彿とさせます。

思わずタバコ吸いたくなりましたねw

それにしても、背中から写すシーンでゾッとするほど痩せてましたね…凄い役者さんだなと改めて思いました。

 

ただ、こんなに悪役をかっこよく描いちゃ駄目だよね。

これは確かにアメリカとかで上映の制限がされるのがわかりますw

 

ただ、一方でジョーカーがかっこいいだけの映画ではなく、

しっかりと「大衆が悪役を望む」というメッセージを伝えていたなと。

 

結局、大衆が悪役を望むのだと。

実際にアーサー自身も政治?に興味はないと言っていたようにアーサー自身が崇められるように仕向けたというよりも、大衆が望んだからこそジョーカーが生まれたんじゃないかと。

まあ、これは時代が証明していますからね。

ただ、この映画の複雑なところは必ずしもアーサーが完全に悪として描かれていないところ(いや、もちろん悪なんですよ)。

アーサーの対比として出てくるのがトーマス・ウェィン。

ダークナイトシリーズたと、トーマス・ウェインは凄く善人だ的な感じで書いてあるんだけど、今回のジョーカーでは「金持ち」として描かれている。

暴動が起こっていてもその間に金持ちだけで映画を見ていたり、アーサーのことを容赦なく殴るし。

基本的には上から目線な人間…。

そんな「金持ち像」として描かれていましたね。

そのあたりがよりアーサーに感情移入できる点でもあるのかなと。

 

ただ、そんな中でアーサー自体はコメディアンになりたい(有名になりたい)と思っているけれど、 そのために殺害をしたわけではないということ。

結局、大衆がアーサーをジョーカーに祭り上げたと。

 

まあ、ラストの解釈にはいろいろあるみたいですが、それも含めて名作でしたね。

ちょっと夜見た後に深夜の道を一人で歩くには怖い映画ですが、面白いのでぜひ一度みてみてください!