ラテラルシンキングって耳にするけどどういう内容なのかしっかりと把握していなかったので読むことに。
なかなか分かりやすくて良かったですよ。
ラテラルシンキングとは「前提や常識にとらわれることなく、最終的にどうなっていればいいのかを探していく。唯一の正解はなく、たくさんの解答がある」感が方といったところですかね。
また、ラテラルシンキングに必要な「環境」というのは『疑う力』、『抽象化する力』、『セレンディピティ』の3つの能力が必要になる。
「セレンディピティ(偶然を何かに関連づける力)」ここ数年?ぐらいで言われるようになってきましたよね。
特にキャリアの考え方ではよく聞きます。
個人的には好きな考え方ですけどね。
無駄なことを無駄として割り切っていく考え方よりも、無駄あったこそみたいな考え方のほうが人生楽しそうですからねw
(まあ、もちろん本当に無駄なものもあるので注意しなければですが)
ただ、著者も注意していることですが、あくまでもラテラルシンキングで答えを見つけたとしても、ロジカルシンキングで答えまでのたどり着き方(実現可能性)を検証しないといけません。
なんだかんだでここが最も大切なのかなと思います。
自分は1年目の時にロジカルシンキングが全くできていなかったので、結局発想うんぬんよりもそもそも社会人の土俵にちゃんとたてていなかったなーと思います。
結局、アイデアがいくら素晴らしくても組織人として働いている以上は、決定権者を納得させないといけませんからね。
しかしながら、僕の経験上、ロジカルシンキングが元々できている人はラテラルシンキングが苦手なんだろうなと思っています。
そういった人はロジカルシンキングできない人がロジカルシンキングを学ぶように、ラテラルシンキングかできない人はラテラルシンキングを学んでいったほうがいいのかなと思います。
ラテラルシンキングって何かわからない人や発想などが苦手な人は一読の価値がある本だと思います。