なすが食べられるようになりました。

30代共働き庶民のサラリーマンです。ファッションや読書や映画や旅行やアウトドアなどについての覚え書き。

実家の猫が旅立ちました。


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実家の猫(ムタ)が旅立ちました。

2日前の5月1日に旅立ちました。

 

家に来てから20歳と8か月。

十分過ぎるほど、長生きをしてくれました。

 

 

 

1、2週間ぐらい前に実家から連絡が来て、「ちょっと弱って余り食事も食べなくなってきたからそんなに長くないかも」と。

正直、もう高齢だったので覚悟はしていましたが、見に行くとすっかり弱っていた。

去年ぐらいから、凄く軽くなっていたし、ちょっとヨボヨボしてきたなと思っていたけれど、この時は歩くのも一苦労な感じに。

 

それから母親から「水も飲まなくなって、ほとんど寝たきりになってきたからあと数日かも」と連絡がきたのが4日前。

 

その翌日に午前休をとって実家に行った。

もう、ほとんど布団の上から動けないといった感じで、瞬きもしないし、目の焦点があっていないかのよう。

顔を撫でてあげてもあまり反応なし。

それでも、なで続けてあげると少し反応を示すぐらい。

 

午後からはずせない仕事があったため親に任せて会社に行く。

仕事中もずっと携帯がならないようにと祈っていた。

 

仕事を終わらせ、戻るとまだベッドで寝ていた。

でも、ずっと目を開けたまま動かない。

あごの下をなでてあげると、少し体を動かす。

もっとやって欲しいのかなと思いやってあげる。

 

時折、体を起こして見つめてくる。

その後、父親と一緒に寝るということで、翌朝また来ることにして、自分は一度実家に帰ることにした。

 

翌日の朝、母親からメールがきていた。

「ムーコが旅立ちました」と。

母親と一緒に寝ている際に、深夜最後にケホッケホッと軽い咳をして、そのまま母親の腕で亡くなったらしい。

 

実家に行くと、ムタが北向きに寝かされていた。

母親から手渡されて抱き上げると、本当に軽くなってしまっていた。

 

その日、そのまま近くのお寺に行き火葬をお願いしてきた。

受付をしていると、横を太った猫ちゃんが通り抜けてお寺に入っていき、少しするとお寺のお坊さんに抱きかかえられて、外に連れ出されていた。

 

ムタと最後のお別れをして、外に出ると凄くいい天気の中、さっきの猫が日向ぼっこをしていた。

 

母親と実家に戻ると、まだムタのベッドやお皿が残っていて、まだいるように感じられた。

 

 

そして、今日も実家に帰ってきたけれど、無意識にムタを探してしまう。

 

 

ムタがやってきたのは20年前。

実は初代のムタが亡くなってしまったため、新しく兄弟(多分)をもらってきた。

 

女の子で、結構気性が荒いけど、気が小さくて、全然人になつかない。

でも、たまーになついてくるという猫らしい猫。

 

飼うきっかけは自分が猫を飼いたいと言ったから。

当時、何でもするから猫を飼ってとお願いをしてしぶしぶ飼ってもらったよくあるパターン。

もちろん、よくあるパターンでムタの世話は母親がやることに。

 

ただ、ムタと自分は相性が悪かった。

なついて欲しい自分となつく気のないムタ。

構いたい自分と構われたくないムタ。

 

そんなわけで、しょっちゅう逃げられていた。

でも、よくムタからも遊びを仕掛けられていたので、嫌われてはいなかったのかと思うけど。

その代わり、がしがし引っかかれていたので手は傷だらけだったけど。

 

中学、高校、大学、社会人。

つらいときはいつもムタに愚痴っていた。

黙って聞いてくれることもあれば、聞いてくれないこともあったけど。

 

いつもは親と一緒に寝るんだけど、たまに一緒に寝てくれる時が何より嬉しかった。

まあ、寒い時期限定だったけど。

 

ペットというよりも、最初は兄弟でそのうちおばあちゃんみたいに存在になっていった気がする。

 

 

長生きしてくれたから、後悔みたいなものはないけれど、心が全然落ち着いてくれない。

 

ただただ、ムタに二度と会えないことが寂しい。

 

 

正直、大人にもなってこんなに泣くとは思わなかった。

 

 

けど、ムタのことを考えないようにしようとか、他のことをして気を紛らわそうとか、何か意味を見出そうとか思ったりもしたけど、それはやめた。

素直に悲しもうと。

悲しいと思う感情も、ムタと一緒にいた時間が生み出す大切なものだと思う。

だからこそ、この寂しさと悲しさをしっかりと受け止めようと思った。

 

 

今日ちょうど、お骨になってムタが家に帰ってきた。

母親が「夢でもいいから出てきてくれないかなと思うんだけど夢にできてくれないんだよね」ボヤいていたけど、

自分は「この世に未練がないくらい満足したから夢には出てこないんだよ」と返しておいた。

 

  

一緒に人生を歩んでくれてありがとう。