大好きなデヴィッド・フィンチャー✕ブラッド・ピット。むしろ今まで見てなかったほうが我ながら不思議です。
それにしてもいい映画でした。
そう、人生ってこうありたいし、こう思いたいって感じの。(別に若返りたいってわけじゃないですよw)
また、名言も色々なところに散りばめられています。
ちなみにセブンとかファイトクラブとかのデヴィッド・フィンチャーを想像して観ると全く違うのでご注意ください。
以下、ネタバレ含む感想です。
〜あらすじ〜
80歳で生まれ、若返っていく男の物語
ブラッド・ピット×デビッド・フィンチャーが贈る感動巨編
人生は、素晴らしい。
「私は数奇な人生のもとに生まれた」
80歳で生まれ、年をとるごとに若返っていく男を描いた『ベンジャミン・バトン数奇な人生』は、この独白で幕を開ける。原作はF・スコット・フィッツジェラルドが1920年代に書いた短編小説。1918年のニューオーリンズに誕生し、大海原を渡り、真珠湾攻撃の戦火を潜り、再び故郷の地を踏むまで――ベンジャミンの歩む人生は実に奇妙だが、同時にまた誰しもが経験する出来事で彩られている。監督はデビッド・フィンチャー(『ゾディアック』、『ファイト・クラブ』)。時の流れの中ですれ違う運命の、魂で結ばれた恋人ベンジャミンとデイジーを演じるのは、ブラッド・ピットにケイト・ブランシェット。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』とは、生きる喜び、死の悲しみ、そして永遠の愛を知るための、時を超えた壮大な冒険である。 (Amazonより引用)
この映画で一番凄いなって思ったポイントは、ずばり物語がたんたんと進んでいくところですね。
なぜなら、産まれがおじいちゃんでだんだんと若返っていくっていうSFみたな内容なのに、途中色々な出来事があるのに、それでもたんたんと進んでいくんです。
その中に、人生の素晴らしさが滲み出るのかなと。色々なことが起こるけど、人生を俯瞰的にみたらたんたんと進んでいく。
でも、よーく見ると出会いや別れや喜びや悲しみが詰まってる。それが人生で素晴らしいことなんだと。
だって、そんな人がいたら普通はニュースになってドタバタ劇とかになってもおかしくない。
それでも、普通でいられたのは周りの人が善人ばかりだというのもあるんじゃないかな。
もちろんマイノリティや老人などの弱者が多かったっていうのもあるかもしれないけど。
育ててくれた両親も自分を捨てたお父さんも船乗りの人達も出てくる人で嫌な奴だなって人がいないですからね。
もしかすると、どんなふうに生まれるよりも、人に恵まれるっていうのが人生の大切なことなのかもなぁとしみじみ思いました。
機会があったら是非見てみてください!