『異国トーキョー漂流記』
著者:高野秀行
出版社:集英社e文庫
またしても、高野秀行さんの本。
かなりハマってますw
自身も相当変わってると自認されているけれど、その相当変わった人が出会った外国の方々との交遊記(奮闘記)。
フランス人やらスペイン人やら中国人やらペルー人やらコンゴ人やら本当に色んな人が出てきます。
さすが交友関係?が広いなあ。
何より面白いのが、文化の違いみたいな話の体裁なのかなと思って読んでいたんですが、読み勧めていくうちに高野さんの友人の外国人の個性なんじゃないかなというところ。
まあ、このあたりは著者も気付いておりますがw
自分もバックパックをしていたけれど、長く連絡をとっている人というのは余りいないかなと。
じっくり一つの国に何週間、何ヶ月も腰を据えてっていうよりも、多くの都市に行くスタイルだったので、割と一期一会の関係が多かったからなのと、あとは単純に自分が連絡無精なのもありますがw
それにしても、今でこそフェイスブックなどのSNSが普及しているけれど、当時はきっと無かっただろうし、それでもこうして外国人の友人と交流し続け合うのは著者の人柄なんだろうな〜と。
ちょっと話は変わるけど、自分はインバウンドには凄く期待しています。
もちろん、経済的な意味もあるけれど、外国人旅行者が増えるということは、今まで自分が海外に行って、現地の人たちと仲良くなるということの逆のことができるわけですしね。
それによって街の姿も変わってくるだろうし、楽しみ方も変わってるでしょうしね。
そーやって変わっていく中で、外国に行くかのように、TOKYOを旅できたら面白いだろうなぁと。
そんな気分に浸れる楽しい本でした!