前回エリートスクワッドの感想を書きましたが、今回はその続編の感想です。
今回は前回と違ってなんと敵は警察。
BOPE がマフィアを駆逐したため、今度は警察がマフィア化したためだ。
そしてナシメント(前回からの登場キャラ)は組織のお偉いさんになる。
今回の登場人物を簡単にまとめるとナシメント、BOPE 、警察、政治家、フラガ(市民運動家でナシメントの元奥さんと再婚した人)って感じ。
今回はよりシステム(組織)について焦点を当てている作品となっています。
「問題は組織にあるのだ」と、ナシメントも気づき、フラガと手を組んで敵を告発する。
でも、本当に面白い。
前作に負けず、かつまた違う視点で描かれており、どうなるのかとどんどん引き込まれる。
久々に見応えがあったなぁ。
それにしても前回も警察の腐敗が凄かったが、今回はより強くなっているというか…むしろ本当にマフィアよりもタチが悪い…。
そして、何よりまたこの人が死ぬの?って人があっさり死ぬ…。
問題はシステムにあるっていうのは、大なり小なりあるものだよなー。
それこそ国やテロ組織から自分の職場までw
前作が面白すぎて、次作はあまり期待していなかったんですが、「組織の腐敗」という切り口から素晴らしい作品でした。
この作品を見てて、なんとなーく「シティオブゴッド」と伊坂幸太郎の「モダンタイムス」を思い出しました。
前者はやっぱりブラジル映画といえば的な。後者はシステムを相手にするってことで(確かそういう内容だったような)。
久しぶりに伊佐幸太郎読み直そかなー。
シティオブゴッドはこちら。
昔、ブラジルに行く前にこれを見て行くのをやめようと思った記憶がありますw
ブラジルのファベイラに関して知りたければ是非ご覧ください。
伊坂幸太郎も結構好きです。