ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/08/02
- メディア: Blu-ray
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久しぶりに映画館にいって観てきました。
アカデミー賞での騒動が記憶に新しい、「ラ・ラ・ランド」。
騒動が面白かったのであえてアカデミー賞受賞作って書いちゃいました(作品賞は逃したけど、他に受賞はしているので間違ってないからいいかなとw)。
いやー、いい映画でした。表現の仕方がとても素晴らしく、音楽もいいし、演技も素晴らしかったです。(結構絶賛ですねw)
ミュージカル映画は全く見ないんですが、誘われていくことに。初めてこういうタイプの映画を見たからかも知れませんが、衝撃でした。
オープニングのハイウェイでのシーンからがっつり引き込まれちゃって。
最初いきなり車から降りて歌う、踊るの連続で「???」でしたが、オープニングが終わるところで「ラ・ラ・ランド」ってどーんと出てきてかっこよかったです。
このオープニングのおかげで「そういえばミュージカルってドラマとは違って、歌ったり踊ったりするんだな」って認識できました。
そのため、この後、タップダンスとかするシーンでもミュージカルだったなってことで違和感なく見れましたね。
また何より、セバスチャン演じるライアン・ゴズリングとミア演じるエマ・ストーンが素晴らしい。
カットが全く切れないので、もしや本当に弾いてるのかなと気になって調べたら、セバスチャンのピアノのシーンはライアン・ゴズリング本人が実際に弾いたとのこと。しかも3ヶ月猛練習で弾けるようになったとか…凄すぎです。
また、ミアのオーディションシーンでの演技とか歌とかもさすが主演女優賞って感じでした。(何より可愛かったしw)
さらに表現自体も、観たことあるなっていう表現をいやらしい感じなく、かっこよく随所にちりばめられており、さすがだなと。特に 映画館でミアがセバスチャンを探すシーンは映画らしくてよかったです。(何かの映画のオマージュなのかな?)
話題性もあり、デートとしてみるにはこの上なくオススメな映画だと思いますよ~。
以下、あらすじと感想(ネタバレありです)
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(映画「ラ・ラ・ランド公式サイトより」)
「何かを得るには何かを失わなきゃいけないこと」
個人的にはこれがこの映画で考えさせられました。まあ、年のせいって言うこともあるのかもしれないですがw
これは大人になると実感しますよね。自分は特に転職をした時にこれについては実感しました。だって、転職してしまったら転職前の会社での自分は再現できないですからね。
お昼ごはんを選ぶといった日常の些細なことでも、「何かを選択しているってことは何かを選ばない選択をした」ってことですから。
当たり前のことだけど、大切なことだと思っています。
映画でも「夢を叶える代わりに恋人同士という関係を終わらせる」という選択をしています。
ここが実にリアルだなと。ミュージカルという非現実的で、楽しい感じを出しながら、ストーリーは極めて現実的。ここがこの映画の最も面白いところなんじゃないかな。
お互いを支えあっていた二人が、最終的に一緒になれるわけではないという結末があるからこそ、リアルで自分に響くことがあるし、それを経験して乗り越えていくことがことが人生なんじゃないかなと。
ちなみに自分はやはり男性だからか セバスチャン側で映画を観てましたね。
特にセバスチャンのお店に付き合っていたときにミアが考えた「SEB’S」という名前(付き合っていたときは、そんな名前はつけないって言っていたんですよ)をつけているところはなぜかぐっときました。
なんか男って恋愛に対してそうゆうところあるよなって感じが共感できたんのかな(女の恋愛は上書き保存、男の恋愛は名前をつけて保存ってやつですねw)。
この映画は最後がハッピーエンドじゃないからこそ、年代や性別や自分の歩んできた経験や今おかれている環境で感想が全然変わってくる映画だと思います。
そういう意味でも間違いなく”名作”だと思います。