著者:堀江貴文
出版社:幻冬舎
一昨年、割と話題になったホリエモンの本。
アマゾンプライム会員だと無料で読めるので早速読むことに。
そもそも、自分のホリエモンに対する感情はフラット。
凄いホリエモン信者でもないし、毛嫌いするほど嫌いじゃないです。
本書も同様で、とても面白かったし、ためになることはあったけど、完全に同意とまではいかないかなと。
それでも、かなりためになったし、一読の価値はあると思います。
多動力とは、「いくつもの異なることを同時に行う力」と本書では書いています。
「どんなことでも一万時間やれば、その道のプロ(100人に1人)になれる。それを3つかけ合わせれば100万人に1人になれる。」そのように多くの分野に挑戦し、いくつものワラジを履くことで、希少な人材になっていこうということ。
個人的にはこれは凄く同意。
色々なことに好奇心旺盛にやってみた結果、色々な人と繋がることができたし、少なからず仕事でも役に立っていると思います。
ただ、これ自体は逆に言えば一つのことだけをやり続けてトップになれなかったということですが…(むしろトップどころか全然一般人ですがw)
そして、80点までは割と早いスピードでいけるけど100点をとるのは物凄く大変(100点をとっている所謂職人さんは本当に尊敬します)。
だったら他のことに挑戦して幅を広げていきたいとも思います。
というかそっちのほうが自分の性に合っているっていうのはあると思いますが。
特にこの2つについては、友人とよく話をしていたことなのですが、ホリエモンに考え方を肯定してもらったみたいで嬉しかったですね。
反面、「カルピスの原液」のような仕事ができているかや「完了主義者」になれているかと問われるとなかなか難しいものがあるなーと。
また会議中にスマホをいじることなど中々組織人としては容認されにくいところもあるなとも感じました(このあたり、感じているからやらない時点でダメなのでしょうが)。
「働き方改革」はある意味大きな課題ではありますが、大きく前進しているとは思えません(少なくとも自分の職場は)。
そういった意味では本書に書いてあるように、スマホ一つで仕事ができるぐらいの大きなことを目標に掲げて進めていく必要があるのかなとも感じました。
いずれにせよ、感じているだけじゃなくて大切なのは「just do it.」ですねw