ようやく、この新入社員(若手)のためのオススメスーツスタイルシリーズも8回目になりました。
そしてようやく革靴について書けるようになりました。
前回はベルトについてですね。(まさかベルトでこんなに文字数を書くとは思っていませんでしたがw)
それでは、スーツスタイルの中で一番大切といって過言ではない革靴について。
革靴はすごく奥が深いので、あくまで職場の隣に座っている30代のスーツが好きなサラリーマンの視点で書いていこうと思います。
1.靴は何足買えばいい?
最低4足あるといいです。ちなみにうち1足は雨用の靴。
ただし、営業に配属された人の場合は5足あるといいですね。イメージとしては晴れ用3足+雨用2足。
よく3足をローテーションするのをオススメされていますが、それは晴れた時しか考慮してないと思います。(とかいいつつ、自分新人の時は半年ほど3足どころか2足でまわしていましたがw)
5足の理由としては、1週間1足でまわせるからです。
それに加えて、晴れの日だけなら3足で回せますし、雨の日が続いても2足あれば履き回して乗り切れるからです。
2.靴は本革?合皮?
今は雨用の靴も含めて全て本革靴ですが、若手の時は合皮靴を履いていました。
これは靴に対する考え方とメンテナンスができるかどうかによると思います。
毎日履いたらブラッシングをして、シューキーパーにいれて、数ヶ月に一度靴磨きをする。
さらに雨の日には履いて行かず、もし雨が降ったらしっかりメンテナンスをする。
歩き方も靴を引きずったりしない。
そういったことができれば断然本革靴をオススメします。(値段はおいておいてね。)
本革のよさ
本革といってもピンキリですが、定価で3万円程度の靴を想定しています。まぁ、リーガルやスコッチグレインの靴ですね。
ちなみに本革とは、動物の皮を使用した素材です。皮自体にも色々種類があります。
履き心地の良さ
履き心地は圧倒的に本革です。これは自分にあった靴であれば革靴というのが全く気にならないぐらい履きやすいです。
履き心地の良い理由としては、靴の作り自体もあるでしょうが、天然の革を使用していることから革が伸びます。
これによって、よりフィット感が高まります。
蒸れにくい
本革は人間の肌と同様に呼吸をしているらしいので、蒸れにくいというのもあります。
実際にはインソールが吸汗性が大切という話もありますが、正直何が本当かは分かりません。
ただ、新入社員の時は靴が蒸れるのが嫌で気になってたけど最近はあまり気にならないのは慣れたからなのか…いい靴を履くようになったからなのか。
科学的な理由は調べてないので何とも言えませんが、履くと違いが分かるはず…ですw
メンテナンスをすれば長く履ける
メンテナンスをしっかりすれば6年ぐらいは全然履けます。(自分が持っている靴で一番長いのが6年なので、6年と書きましたがまだまだ履けると思います。)
なので最終的なコスパはいいんじゃないのかなと思っています。
例えば、3万円の靴を購入した場合・・・
靴代3万円+2年1度のかかとの修理3千円×3回=3万9千円。
合皮靴(5千円)が1年でダメになるとして、5千円×6年=3万円。
あれ…合皮靴のほうがコスパがいいですねw
ただし、以下の条件でコスパも変わってきます。
①靴が増えればかかとの修理の回数が減ります。
②6年の前提で書いていますが、しっかり手入れすればもっと長く履けます。
③合皮靴も場合によってはもっと早くダメになります。(自分は半年でダメになったこともあります)
ということで、何をもってコスパがいいかは個人によると思ってますw
モチベーションがあがる
これは自分だけかも知れませんが、いい靴を履いているんだって言うことでテンションがあがるとともに、愛着が湧き、靴を大切に育てようと思うようになりました。
やっぱりいいものを身につけることで、仕事へのモチベーションをうまくあげていくのも大切なことだと思います。
また、靴を大切にするようになりしっかりとした立ち振る舞いができるようになります。(多分w)
合皮靴のよさ
合皮とは人工的に革に似せて作られた素材です。なので、天然の革ではないです。
布地に合成樹脂を塗って革に似た質感をもたせたもので、合成樹脂の素材によってポリウレタンやPVCなどが使われています。
本革よりも安い
基本的には本皮の製品よりもかなり価格は安いです。
ブランド代のっているとまた別ですが、五千円〜一万円ほどで買えると思います。
安いものであればネットで三千円くらいで買えるのではないでしょうか。
雨や傷などに強い
合皮は天然革ではないので、水や傷に強いです。
確かに本皮などは水を吸収してしまってシミなどになることがありますが、合皮は水をはじいてシミにならなかったと記憶しています。
また、上記で記載したとおり価格が安いので、雨や傷が気にならないというのもありますね。
手入れがほとんど必要ない
合皮は天然革と違って手入れが簡単です。天然革ではクリームを塗るなどのメンテナンスが必要ですが、合皮は必要ありません。
ただ、履き終わったあとは布でふくなどきれいにしておきましょう。
3.本革、合皮どちらの靴がオススメ?
これについては、個人の考え方の違いかなと思います。
っていうと何でもそうなってしまうので、個人的なオススメを書いていこうと思いますw
最初は二つをうまく使い分けるのがいいと思います。
最初に晴れの日用と雨の日用の靴を分けるのがいいと記載しましたが、晴れ用、雨用で本革と合皮で分けるのがオススメです。
晴れの日用に本革靴を
晴れの日用に本革靴を購入するのがいいと思います。5足と想定すると、3足を晴れ用として本革靴で購入するといいと思います。
理由は、上記記載のメリットを参考にしてもらえればと思います。
ただ、本革靴が1足3万円だとすると…3足で約10万円…恐ろしいですね…w
我慢して最初に一気に投資するっていう手もありますし、アウトレットやセールで購入するっていう方法もあります。このあたりのオススメのお店や購入方法については後日書ければなと思います。
雨用には合皮靴を
合皮靴は元々雨の日用としてオススメできる要素が揃っています。(オススメ理由は合皮靴のメリットをご覧下さい。)
全体で5足ということであれば、残り2足を合皮の靴にすればいいと思います。
五千円×2足=一万円だと考えると大分現実的ですね。
そして何年か経過して革靴を買い足していけば、おのずと今まで晴れ用にしていた本皮靴が、雨用靴に降格(?)してくると思います。
自分がまさにそうで、今は雨用含めて全て本皮靴を履いています。
本革靴は雨に弱いの?
本革靴は雨に濡れるとシミになったり、ひび割れを起こしたりします。
また靴の内側がごわごわして嫌な感じになります。それと併せて靴の内側が剥がれたりします。
これ全部体験談ですがw
もちろん、革靴は丸洗いすることも可能なので、雨に弱いわけじゃありません。
ただ、雨に濡れた場合には全力でメンテナンス(メンテナンスについては後日書ければなと。)しましょう。でも仕事帰りでクタクタのあとに靴のメンテナンスって面倒くさいですよね。
そんな理由から上記の雨用の靴の登場です。
自分は本革靴にラバーソールを貼ったモノを雨用靴として使用しています。
ちなみに余談ですが、自分の先輩でエドワードグリーンやオールデンなど最上級の靴をお持ちな方がいますが、帰路で雨用の靴じゃない時に突然の雷雨にあったらタクシーを使うとおっしゃってましたw
4.まとめ
今回は本革靴と合皮靴についてまとめました。結論、お金がない最初は晴れ用=本革靴、雨用=合皮靴でいいと思います。
また5足必要だと書きましたが、一足晴れ用の本皮靴を購入し、残り2足雨用と兼用で合皮靴を購入して計3足でまわすのもありだと思います。
本皮靴が一足であれば自分がメンテナンスできるかも分かるし、合皮靴との差も分かるのでいいと思います。
ただし、どちらにせよ一番大切なことはしっかり磨くこと。汚れた靴を履かないこと。
「足下をみる」とよく言いますが、見てる人は見ていますので。
次回も引き続き今回書けなかった革靴について書きたいと思います。
次回はこちら。
ちなみに最初に書いたスーツの全体像についてはこちら