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30代共働き庶民のサラリーマンです。ファッションや読書や映画や旅行やアウトドアなどについての覚え書き。

使いこなすにはまだまだ勉強不足ですね…【読書感想】現代の地政学/佐藤優


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コロナの第二波がやってきてしまいましたね。

数も減っていたためこれは収束できるかなと期待していましたが、やはりなかなか難しいですね。

長期戦…といったところでしょうか。

 

そんな中で、外出しない趣味ということで早速読書に勤しむことに。

 

今回の本は、前に買ってはいたもののなかなか読む機会がなく積まれていた本w

いい読書機会になりました。

 

現代の地政学 (犀の教室)

現代の地政学 (犀の教室)

  • 作者:佐藤優
  • 発売日: 2016/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

なかなか、面白い本でしたよ。

ただ、内容というよりも地政学の概念が難しかったです。

 

地政学とは何かというと…

地政学のポイントは何かというと、「長い時間がたっても動かないもの」です。だから民族のような近代的なものは地政学には入りません。それから資源も入りません。石油は大昔からアラビア半島にあったけれど、地政学の基本要因ではありません。

 

ざっくりいうと、主に地理的な要素から世界の動きを学ぶ学問といったところでしょうか。

もちろん、地理的な要素だけだなく、他の要素も入ってきます。

地政学には地理の要素だけだなく、人種神話などの人種的な要素、宗教的な要素なども含まれます。地政学とはそういう学問なのです。ところが、いまは地理以外の要素は危なくてうかつに触れられない。タブーが多すぎる。

そういった観点から、今までの歴史の動きを解説してくれるのが本書になります。

それにしても、著者の佐藤氏の知識量に驚かされますね。

自分は世界史、地理の授業はあまり真面目に受けていなかったこともあり、ちょっと後悔しましたw

 

山の周辺地域を巨大な帝国が制圧して、自らの影響下に入れることは難しい

つまり、山を大半が占める国を侵略するのは難しいということ。

アメリカがアフガニスタンを平定できなかった理由をこのように本書ではあげており、なるほどなと思いました。

もちろん色々な観点での分析はあるかと思いますが、本書で述べれている他の実例を合わせて考えれば、この地政学的視点は納得感がありますね。

 

さて、日本はというと

日本にとって最大の地政学的要素は中国大陸と太平洋です。中国からアフリカまでつながるユーラシア大陸、マッキンダーがいうところの「世界島」と、太平洋に囲まれているというのが日本の地政学的な制約条件です。

海洋国家であり、大国中国が近いといったところが要因でしょうかね。

ちなみに世界史の代わりに日本史は好きだったので真面目に勉強していたのですが、このあたりの話は日本史の観点から聞いたことがある話もありました。

だからこそ、中国の動きは重要とも言えます。

また、アメリカと中国の2大巨大国に挟まれているというのも面白いですよね。

ただ、一方で世界史についてはあまり知識がないため、南北戦争と西南戦争のつながりはかなり面白かったです。

 

なお、地政学についてまとめると以下のような内容でしょう。

地政学的要因で一番重要な要因は地理です。とくにその中で重要なのは「山」です。これらの地政学的要因で説明できないようなことが出てきたときに、どういう文化的要因があるのかを考えること。文化的要因の中でも長いスパンが影響を与えて、地政学的な要因に限りなく近いことは何かということ、それが例えば人種や宗教のような概念になります。こうした長いスパンで影響を与える概念と比較的近代になってから起きた科学技術の進歩や、民族などの概念を一定程度分けて、相互に道的な分析をするというのが地政学の要です。

地理的な要素から分析していき、それで説明がつかないようなことがあれば人種や宗教のような概念などを考えていくということ。

実際にトランプ政権になって、「アメリカはアメリカのことだけやります」といった考え方になっていてこの辺りの見通しはさすがだなと。

ただ、米中関係が悪化していくのは予想外だったようで。

まあ、実際に米中関係が悪化している根本的な理由はイマイチわからない部分もあります。

本書にある通り、トランプさんの考え方だったら中国とうまく取引をして、アメリカ経済に有利になるように持っていく気がするんですがね…。

 

まあ、結論として地政学についてのざっくりとした定義は学べたものの、これを使いこなすにはまだ勉強が足りないなと実感しました(現状の分析とかができればと思ってやってみたのですがイマイチだったのでやめましたw)。

 ただ、地政学ってどんなものなんだろうと思っている人には入門書としておススメですよ。